2015年6月19日付け韓日文化交流会議委員長鄭求宗から宮崎県美郷町長尾畑英幸あてに招請状が届きました。
「韓日文化交流会議は、日韓国交正常化50周年を記念し『日本百済舞の帰郷』公演を開催します。神門神社・比木神社の宮司及び百済祭りや神楽継承者の方々に出演していただきたく、下記日程でご招請致します。
行事名:「日本百済舞の帰郷ー1300年前の韓国の息吹を感る」
→宮崎県美郷町南郷に1300年間伝わる百済祭り「師走祭り」の場面や比木神 社・神門神社の神楽を韓国に紹介する。日韓文化交流の長い歴史について改めて評価するきっかけにし、国交正常化50周年の節目の年に相応しいイベントにする。
訪韓日程:2015年9月30日(水)〜10月5日 5泊6日
公演日程:交州・扶餘で各1回ずつ 10月1日(木)〜2日(金)
ソウルー2015年10月4日(日)17:00〜19:00
比木神社・神門神社・高鍋神楽会の伶人7人が神楽を舞います。
9月の第1週(水曜日、木曜日)から4週間(同)、師匠の厳しい指導のもと稽古を続けてきました。
仕事や体調を崩し万全の体制で望めませんでしたが、比木神楽の醍醐味を味わってもらえると確信しています。
韓国公演の記録撮影者として職責が十分果たせたかというと及第点に届かなかった。
神楽全般を含め比木神楽を観る目がそこまでしかなかったからです。
韓国公演を観て演目選定の意味・意図がおぼろげながらわかったことは、
装束の色、形をとおしてその変化を視覚的に魅せながら、神楽舞を想像できるようにした装置だったのです。
演目に緩急をつけることは、観客に対するおもてなしの演出でもあるのです。
外国人には、神楽が何を意味しているのか登場人物を見ただけでは理解できないが、モダンダンスを観るように装束、色合いをみれば何が行なわれるのか想像できるのです。
韓国公演は外国人の立場で神楽を観ることを私は教えられました。
このような演目の順番を見ると、この公演が最初から観客を楽しませることを目指したものになっていることがわかります。
こうして日本に帰国し、写真を整理しながらわかったのですから誠にいい加減な記録撮影者であったことが理解できたと思います。