西野流呼吸法を創始された西野先生は、「呼吸法」と「対気」によって身体をゆるめていくと、エネルギーあふれるからだになると教えられます。
師走祭りに参加しましたが、西野流の練習になったのでしょうか。
西野流では「呼吸法」の「型」を学び練習していくのですが、一人で練習してもなかなか身体はゆるみません。
33回の優勝をした白鵬の相撲道を解説したなかに興味のある話がありました。白鵬はいつも「稽古」をしているというのです。
「稽古」の「稽」は考えること、「古」は歴史、温故知新であり、
「稽古」は歴史を考えることをとおしていにしえを学ぶことで、自分の新しい「型」の創造につながるというのです。
西野流でも練習だけでなく「稽古」をすることが大切なのです。
師走祭りでは、行く先々で神事や神楽を奉納し、直会(なおらい)で神人共食の宴をすることが、「稽古」につながるのです。いにしえの道を歩いていくことは神々との交わりであり、そのカオスのなかにこそ西野流の「ゆるみ」があるのです。