西野流呼吸法は、「呼吸法」と「対気」が車の両輪となっており、対気で早く身体的反応を感じたいと願っています。
しかし対気は「ノンバーバル・コミュニケーション」であり、対話のように頭脳で左右できないところが痛し痒しなのです。
私はつねにからだがゆるまなければ反応がでないよといっていますが、ではゆるむのはどうするのですかと質問がでる。「天遊」と「華輪」を練習・稽古していくしか方法はないと答えています。
それは指導者の悩みと裏表なのです。
気をだそうとして出るものであれば、力勝負であり、西野流呼吸法の真髄の対気ではない。ではどうすればいいのかというと、まさにからだをゆるめることしか方法はないのです。