鍛えるにも限度が

 不耕起栽培のイネつくりには膨大なマニュアルがありますが、その範とする地区は岩澤信夫先生の関東以北であり、まして冷害の心配ない南九州のことは想定すらしてないわけです。それもしかたのないことかもしれませんが、ついついマニュアルどおりに育て勝ちになります。

 

 不耕起栽培のハウスでの水撒きは、慣行農業のように32℃の高温で、朝夕水をたっぷり与えて早く大きくし、二葉で田植えをする農法と違い、我慢に我慢をさせ水はギリギリまで与えてはならないと教えられており、強く、我慢強い苗にしたいという人間さんの勝手に迷惑をするのはイネです。

 

 2月21日に発芽機からハウスに移してから8日間一滴の水分も与えず、育苗培土は白く乾いているのです。誰が見てもおかしいと思うのですが、ことに「蔵人たむら農苑」の主人だけはまだまだと首を振らないのです。

 

 ようやく水をくれという悲痛な声にはっとなりタップリと与えました。