気の世界

 気の世界も、対気に命をかけたいと想うこころがどこかにあり、そういう相手に巡り逢いたいという宿願を抱き続けている。その相手は女性とは限らず、男性であるかもしれないが、その極みは霊力をほとばしらせるような交流があり、全ての細胞に気をゆきわたる極致に想いを馳せている。


 西野皓三先生との対気はその端緒となるものだが、先生の気が宇宙の大きさゆえに釣り合いが取れず、一方的な極みを味わうのみである。


 そういう意味から谷崎の「刺青」を読んでみると、西野流呼吸法に通じるものを感じる。