赤い糸
人それぞれ不思議な縁をもっています。
私も不思議な縁で結ばれているなぁと想うのですが、西野流呼吸法に入門したきっかけほど赤い糸で結ばれていたと感じてたことはありません。
「私の西野流呼吸法」でもお話しましたが、私は中田師匠の導きでこの世界に入ることになったのですが、上司と部下という関係を超えて、西野流呼吸法と赤い糸で結ばれていたと想うのです。
私は当時(2000年)、奈良家庭裁判所に勤務しており、上司は中田所長でした。中田さんは当時も今も変わりなく穏やかで紳士です。その上司の中田所長が京都にご栄転になり、当然送別の宴をしたが、暮れの12月26日の仕事納めときでした。二次会は中田所長の得意のカラオケという運びでした。
ところがどうサイコロが狂ったのか、送別の主人公の中田さんから自宅に来ないかという誘いがあり、幹部職員だけの誘いかと思っていましたが、全員に声かけられたのです。こういうことは稀有なことです。
水門町にある官舎は門造りの風格のある佇まいで、その応接間で、なんとなんと中田所長がマジックを見せられたのです。驚き、桃の木山椒の木です。床の間には由美かおるの写真が飾ってあり、全く中田所長と不釣合いを醸していました。
マジックで場は盛り上がる上にも上がり、ヤンヤの喝采。
そのとき中田所長がおもむろに西野流呼吸法を知ってますかと宣ったのです。
そして若い職員と手の甲と甲で対気の格好をされ、遠慮なく押してきなさいと催促されたが、誰も押せないのです。
主役がおわり、どういうわけか私にお針が回り、対気をすることになったのです。
覚えてないのですが、正月に出勤して部下の管理官から「田村首席は〇〇ですねぇ(ゴマスリの格好をする)」と言われ、びっくり、そのとき後ろに飛んだんだそうです。
十時を回り三々五々職員が帰って行きましたが、中田さんが西野流呼吸法のビデオがあるのですが見ますかと言われたのです1?
私と裁判官と部下の3人でしたが、私がぜひ見せてくださいというと、
ハワイで撮影した「煌めくサンサン}という西野流呼吸法のデモテープを見せてもらいました。その瞬間にこれは本物だと確信しました。
帰りに西野皓三先生の本を3冊借り、翌年2001年の1月8日に入門したのです。
気の世界やオカルトにはまったく興味がなく、そのたぐいの本も1冊も読んだことがなかったのですが、この不思議な縁によって西野流呼吸法に吸い込まれるように入門したのです。
ミクロの赤い糸の先に西野流呼吸法がつながっていたのです。