年末年始のバタバタした忙しいなかで、呼吸法だけは丁寧に工夫をしながら稽古をしていただけに、西野先生との対気にかける思いは楽しみの三重奏だ。
腰、肩甲骨を足裏に三人羽織のように重ねて、強烈な先生の気がオーバーフローするまで足芯に吐き下ろしてゆくと、宇宙語が吐き出される。
先生の目を凝視し、ニッコリと微笑みながら気を浴びながらそれでも下ろしつづけると、飽和天から宇宙語が体中からほとばしり、先生の口からも宇宙語が機関銃のごとく発射され、歓喜の声とともに異次元にワープしていく。
何百回、何千回、何万回と繰り返されるこの不可思議、
歓喜の飛翔はなお激しく、なお濃密におこなわれる。