今朝は雨でウォーキングができなかったのでのんびりしています。
午後から田中陽希さん(百名山・二百名山ひと筆書き縦走者)の講演を聴きに行きます。
さて、西野流呼吸法を«いのち»と思っているものです。
大阪西野塾に入門したときから、このようなすばらしい西野流呼吸法を弘めたいとの思いが強く、なにか方法がないかと考えていたことろ、
思いついたのが、呼吸法を稽古しながらLIVEを録音することでした。
なんだ!そんなことかと思われるかもしれませんが、録画ということなら、
由美かおる先生のビデオがあるが、1時間の録音ということはたぶん誰も思いつかなかったと思います。
田中陽希さんではありませんが、からだをゆるめて稽古をしながら一筆書きに録音することは、緊張してトチったり、言葉が出なくなったりで大変でした。
エネルギーがあふれていたのでしょう、自分でテープを聞いても惚れ惚れする出来栄えになってきました。
1時間の両面テープを作っては、熱心な人親しい人に無料で贈呈していました。
はじめて息子夫婦にテープをやったところ、毎日夫婦で稽古をし道場には週1回の稽古だけでしたが、だれよりもゆるんできて上達していきました。
そのことが頭にあったので、誰でもこのテープさえあれば上達するものと想っていましたが、稽古熱心な人でも息子夫婦以外にこのテープを活用したものはいなかったのです。
わたしは最初から楽しくラクラクに稽古をしていたので、呼吸法を1時間するということがいかに大変なことかが理解できなかったのです。
道場では、みんなといっしょにやるからなんとかできるのだが、一人でできる人はいないことがわかってきたのです。
そのことがわかったのは15人ほどにテープを渡したあとでしたが、それが次へのステップになったのですから、ありがたいことです。
西野流呼吸法は頭脳知を働かせるのでなく、
60兆の細胞の叡智を活かす身体知そのものなのです。
その本質は「他力本願」のからだにすがるものです。
呼吸法のポイントは無数にあり、指導者・テープの声を天空からの導きと漫然と聞くのでなく、からだに呼びかけるように、声出しをしながら稽古をしていくことだと気がついたのです。
この方法を「声出しバージョン」と呼んでいますが、テープを聞きながら声出しをすることによって、からだと心が一体となりゆるんでいくのです。
人間とは怠惰なもので、「タダ」でもらっては、
「猫に小判」になってしまうのです。
タダほどこわいものはありません。お金と時間をかければ費用対効果を考え、元を取ろうとします。
「お金もかからず、時間もいらない」ことは理想だが、
「タダ」では誰もしないのです。
思いつきでなく、有償、それも高額のテープを「清水の舞台から飛び降りる覚悟のある人」にだけ、背中を押してあげるつもりで、特製のテープを作ることにしたのです。
現在それでもという人が現れ、作製中だが、そういう経緯でテープを作製するわけだから、作る側もからだをゆるめながら気楽にできるかというと、まだまだ未熟なのです。
早朝4時に起き、華輪を振り、からだをゆるめて呼吸法の録音を始めるが、
時間が短すぎたり、おならを連発しはっと気づき、又最初からやり直しということもあり、60分もの、45分もの2本の録音ができチェックしながら稽古をしていると、どうしたわけか音が消えていることもあり、作製をはじめて10日以上になるが、なかなか完成しません。
指導をするということは、学ぶことだと再認識しながらゆるめながら楽しみながら作製途中です。