自分ではよくできた代かきだったが、田んぼの土がちょっと落ちついた状況を見て回ると、頭に冷水をかけられたようだ。
機械万能主義ではないが、トラクターはなんでもできると思い込んでいるところがあり、マニュアルをみるとそのように書いてありそう信じていた。
どんな場合も、定石を使うばあい前提があることは知っているが、田んぼも変わりなく、ついトラクターを使うと何もかもうまくいくと思い込んでいるトンマ野郎です。
化粧をすれば全て美人になれると思っているのと同じで、化粧する前に体の体調をチェックすることを忘れていたことを思い知らされたわけです。
田んぼは、棚田のようなところは例外で、どこも耕地整理が行なわれてるが、正形の田んぼは珍しく不正形になっている。
これはしかたがないがどの田んぼも直線で囲まれているのです。
そのことにやっと気づいたのです。
隅が婉曲にまわっていてもしかたがないと思い込んでいたのです。
曲がり角が、90度以上であろうがなかろうが、真っ直ぐにになっていれば、トラクターは隅をきれいに耕すことができるということがようやくわかったのです。
そのため耕す前提として、隅だろうが直線だろうが、そのことをチェックするのはイロハなのです。
そんなことがようやくわかり、午前中から田んぼを巡回をしていたら4時間かかってしまいました。
いかに普段怠けていたかよくわかります。
ありがといことで、失敗は成功の母ということが骨身にしみてわかりました。