茶葉を20キロ摘み、釜炒り茶が5キロできました。
歩留まりが25%もあり上出来です。
28日から始まり5月7日に製茶になったので延べ10日かかったわけです。
釜炒り茶の特徴は、香ばしい香り(釜香:かまか)とノド越しがスッキリしたさわやかな味わいです。
郷里に帰ってきたときの茶の味わいは、泥臭い田舎の匂いの強い渋い茶でしたが、工夫に工夫を重ね、見た目は蒸し茶のような青みは少ないが、今年の釜炒り茶は何杯飲んでも飽きがこないさわやかなお茶になってきました。
まだ田村家の伝統に固執した域(炒り方、揉む回数、揉む敷物、揉み方、薪、擦り方)をでませんが、手炒り茶の製法(釜炒り茶の品種、摘み方、製法の順序、1回〜4回までの釜の温度、仕上げの温度、炒り方、揉み方、薪の種類、擦り方)を機械炒りも参考にしながら、長崎、佐賀、熊本、宮崎県の製法(日本における釜炒り茶文化:廣部綾乃)を参考し、整理し、誰でも容易に学べるマニュアルを作りたいと想っています。