釜炒り茶を、後継者として毎年作っているが、いまいち納得できないことがでてきた。
釜炒り茶のマニュアルはあるのか、継承してきたやり方で間違っていないのかということである。
調べてみても大まかなことはわかるが、これだということは何もわからない。
廣部綾乃さんの『日本における釜炒り茶文化』の宮崎県のアドバイザーである五ヶ瀬町の宮田祐輔さんに電話でノウハウを尋ねた。
蒸し茶製法と違って、釜炒り茶の製法は多様性があることが特徴であり、茶農家によって製法が違うと説明を受けた。
手炒り茶をつくる場合、それぞれのやりかたがあり、どれが正しいといえないということを聞き、胸のつかえがおり、来年に向かって光明が見えてきた。
そんなおおげさなと言われるけれども、指針やマニュアルがない中で、指導者に教えを受けることもきず、このままこのやり方でいいのだろうかと悩んでいた。
茶の品種、育て方、温度管理、薪の種類、炒り方、揉み方、乾燥方法、道具など多義にわたり率直に教えてもらった。
ありがとうございました。
これを機会に釜炒り茶つくりが好きになり、いろいろな人と意見交換ができ、釜炒り茶の奥深さを広めていけるば幸いです。