藤山直美と香川照之のインタビューということで、観たい、聞きたいと思い、
雨読に、ビデオを見た。
最初から二人だけでなく、こちらまで緊張させる設営から始まった。
二人の掛け合い漫才風に、一筆書きに進み、芝居を見ているようであった。
どの話しも「粋」の話であり、本質論で、二人の語り口が柔らかいのでわかったような気がしたが、後で考えてみると残ってない。
山中伸弥教授と渡辺謙のインタビューのときは、内容がむずかしかったが、
話しに引き込まれ、3回もビデオを見直すぐらい内容の濃いものであった。
今回のインタビューの内容は、二人がこれまで考えぬいたことを、サービス精神旺盛に一切省略せずに語りあったため、常日ごろ深く考えてないものには、
そうか、なるほどと思うものばかりで、裏技を見せてもらったようで、
見終わって若干疲れてしまった。
演技をすることをここまで考え抜き、「からだ」で覚えることは、容易なことではないことが朧気ながらわかった。