338柱

三百三十八柱

 

1 桜舞う城山(じょんやま)よ あなたの愛したこの場所に

  佇みて見渡せば 小丸川の美しさ

  そう今も変わることなく 悠久の時を流れる

  戦場に散ったあなたよ 今もこの私のこの胸に

2 あなたには見えますか こよなく愛した故郷(ふるさと)の

  あなたの子あなたの孫の 日々の暮らしの幸せが

  そうあなたが残したもの 身を賭して守ろうとしたもの

  戦場に散ったあなたの 願いは今も故郷に

3 色褪せたこの写真の あなたに抱かれた幼な子も

  昨夏に逝きました 時の流れの儚さよ

  だからこそ伝えたい だからこそあなたのことを

  戦場に散ったあなたよ 三百三十八柱

4 石段を降りるのも いつしかつらくなりました

  杖をつく人影が 淡く木漏れ日に揺れている

  立ち止まる目に触れた ひっそりと咲く花よ

  戦場に散ったあなたよ 桜の陰の野の花よ

 

  三百三十八柱

 

 終戦記念日の今日、戦没者慰霊祭が炎暑のなか、城山(じょんやま)の忠魂碑の前で行なわれました。

 

 今年は338柱の合唱は、木城中学校の生徒から、夢見る乙女コーラスの歌声が響きました。