自然との共生

 台風18号は九州の西海上を進んだにもかかわらず激しい風雨で、午前中にかけて風の音が窓ガラスを打ちつける激しさであった。

 

 準備は怠らなかったが、九州に直撃していたらとおもうとホッとした。

 

 農業をしていると、自然とどう向き合うかの戦いです。

 天候はどうすることもできないが、じっと耐えることしかないことはない。

 

 6月までは天候不順で長雨つづき、イネの生育を考えると不良、害虫が多発し、そのため農薬を大量に散布しなければならなった。

 

 今年台風は9月以降に多発したが、7月から天気が続き、登熟時期に日照時間が長く、高温であったので生育も良く、台風に見舞われたがやむを得ないところもあるのではないかと思う。

 

 普通栽培では足腰の強い苗(2葉の稚苗ではなく5葉の成苗)を育て、無肥料でも地力生かす農法をすれば台風に倒れることはない。

 

 早期栽培ではイネの登熟時期に、厳しい中干しをすることが当然のように行なわれているが、これは密植、多肥、大量農薬のため根が貧弱のため、根を張らせるための方策だが、本末転倒の策であり、水稲から陸稲に鞍替えするものであり、しかも食味はよくない。

 

 JA方式を全面的に否定するわけではないが、ただ作ればよい方式では消費者からは見放されていくことは目に見えている。

 

 えびの市の農家が普通栽培のヒノヒカリを特化し、悲願の15年目で食味ランキングで特A(キロ1200円)のコメを作ったことは特筆すべきことです。

 

 不耕起栽培のイネつくりをはじめて4年目で、宮崎の気候風土にあったイネつくり(ヒノヒカリ)は緒についたところで、土地にも自然にも人にも優しいイネつくりのポイントは共生がキーワードと肝に銘じています。