失敗の本質

 読売新聞の「時代の証言者」で「電卓4兄弟」樫尾幸雄が連載されている。

 カシオ電気の4兄弟の「アイディアと失敗」の歴史で、4兄弟が力を合わせて小さな家内工場からそこそこ大きくなりかけた途中、会社を「軽薄短小」と方向転換し、新しい分野(リレー式計算機⇒電子電卓⇒ミニ電卓⇒電子時計⇒Ḡショック⇒デジタルカメラ⇒電子楽器⇒?)にチャレンジつづけている。

 

 同じ時期に三菱重工の記事がいくつかでていたが、重厚長大産業の三菱重工の系列会社といえ、三菱自動車、三菱造船の話は、「失敗の本質」に指摘された日本軍の失敗の本質が、現代日本の一流企業でも厳然と生き続けていることを見るような思いである。

 

 《和をもって尊しとなす》が日本国の国是であるが、組織内の融和と調和を重視し、そのために多大なエネルギーと時間を投入せざるをえず、自己変革の能力を持つことが出来ないことは、他人事に思えない。