両親(父親は4年前に亡くなった)と50年ぶりに生活してみると、性格も行動パターンも全然似ていないと思っていた母親と瓜二つということがわかり、驚きと不思議さを感じています。
母はどういうわけか庭の草むしりが大好きで、高齢にもかかわらず真夏の暑いときでも生き生きと草むしりをしている。
好きだから調子が悪くても気にせず、ゴーイングマイウェイに突き進む。
普通ならば熱中症で倒れるぐらいの過酷さであってもそんなことは気にしない。
そんな一途さと狂気の強さがあるとは思わなかったが、私の母親であれば当然で、気づかないはずはない。
物分かりのよく、人に合わせ褒めちぎるが、本心は人の言うことを聞かず、自分のことしか考えないわがまま人間で、その点そっくりなのだ。
わからないことがあると、話の途中でもすぐトンチンカンな質問をし、好奇心旺盛なところも似ている。
肉、魚、こってりした料理、エスニックの料理が好きで、辛いもの、酒が滅法好きで酒豪なところも母譲りなのです。
そんな母親を見れば虫唾が走り、何かと説教しているのだからいい加減な息子である。